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2017.09.19

DTM(デスクトップミュージック)とコンピューターミュージック①

 今回は「DTM(デスクトップミュージック)とコンピューターミュージック」

知っている人からすれば「DTM」は一般的な言葉ですが、知らない人からするとIBMとかNBAとかWBCとかと同じ括りになるのかもしれません

この「DTM」ということば=desktop music ですが、和製英語で机上の音楽、PC、電子楽器などを使って作曲、演奏などをする音楽のことです。

同じような言葉で「コンピューターミュージック」があります。最近はEDMという言葉もありますがEDMとは「electronic dance music」の略で要はPC等を使って作ったダンス音楽のことなのでちょっと違います。

実際は「DTM(デスクトップミュージック)とコンピューターミュージック」だとコンピューターミュージックの方が歴史的には古いです。


現在の音楽シーンにおいてコンピューターを使わないことはほとんど不可能に近いと言えるでしょう。

なぜならほとんどすべてのレコーディングスタジオで録音にコンピューターが使われており、そもそもCDにする過程でデジタル処理は不可欠だからです。僕らが普段録音しようとするときもスマホの機能やボイスレコーダーを使ったりするかもしれませんが、これもデジタル録音です。CDの録音の仕組みは盤面に光を反射する部分「ランド」と光を反射しない部分「ピット」を記録しデジタル化します。

最近はCDではなく直接ストリーミングと言ってネット回線から聴けたりするようになっています。
「Apple Music」「Spotify」「AWA」「Google Play Music」「Prime Music」「LINE Music」
など月々いくかで聞けるようになっていますがそれらもデジタル処理をされ、いろんな形式によってみなさんの耳に届いてます。

さらに昔と違いコンピューターを使わないとなかなか存在が難しいジャンルはたくさん存在するようになりました。レコーディングもパソコンなしでは成立しません。レコーディングと言っても録音作業だけではありません。レコーディングしたものを切ったり貼ったりして整える作業やいらない音を消す作業、音の広がりを出すために各パートに音響効果を施し、どの位置にどの音がどの遠さで配置されているかを擬似的に再現することで例えばオーケストラが臨場感たっぷりに聞こえるようにしたり、ボーカルの声が耳元でささやくように聞こえるようにしたりします。

また、曲ごとで音量が違わないようにしたり、パソコンのスピーカーでもスマホのスピーカーでもオーディオマニアの高級スピーカーでも出来るだけ品質が変わらないように平均化されるのもパソコンのを使って音圧を調整していきます。ミックスダウンと言って全てのパートをまとめてパートが埋もれず、かといって主張しすぎないようにバランスをとっていくのもすべてパソコンで行います。

特にクラブ音楽はDTM&コンピューターミュージックの産物だと言えます。

みなさんが街中、TVでよく聞くR&B、ヒップホップ、ハウス、テクノはコンピューターで作曲されたものが大半です。(最近はタブレットやスマホでも作曲やレコーディングが出来るようになってきましたが、まだまだプロユースの品質とは言い難いです。)

そんな中、今回はDTM&コンピューターミュージックの歴史を全4回に分けて振り返りつつ音楽の勉強をしていきたいと思います。

毎度のごとくこの手のことを書いていくと際限なく長くなってしまいますね・・・・

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